のらくろは

1931年より大日本雄弁会講談社の雑誌「少年倶楽部」に連載された。

戦時中に一時連載の中断を挟むものの、1941年10月号の最終回まで連載。

戦後も潮書房の雑誌「丸」に1981年まで執筆した。

当時はブームとして熱狂的な人気を呼び、雑誌だけにとどまらず子供向けの商品には次々にのらくろが登場した。

現代のキャラクター商品のはしりともいえる書道用「のらくろ墨」、楽器「のらくろハーモニカ」などが飛ぶように売れた。

ただし著作権意識の低い当時であり、ほとんど原作者の無許諾商品である。

これに関して原作者の田河は「ええじゃないですか、みなさんよろこんで使ってくれるんだから」と鷹揚なものだった。

キャラクター商品の権利関係で著作権者が厳しくなるのは『鉄腕アトム』の頃からである。

1989年に漫画執筆権を弟子の「のらくろトリオ」に継承した。

田河と山根赤鬼の死後も「のらくろトリオ」によって新作が発表され続けているが、田河の作品よりギャグ漫画色がどちらかといえば強い。

日本の漫画の萌芽期に圧倒的な人気を誇り、強い影響を与えた。

日本を代表する息の長いキャラクターの一つ。
update:2010年05月24日